新カリキュラムのアドベンチャーキャンプ実習がスタート 自転車で琵琶湖一周 縦走登山、キャンプ、ウインドサーフィンも

 今年度から新たに開講されたスポーツ科学部のアドベンチャーキャンプ実習が8月4~8日、滋賀県の琵琶湖畔で開催されました。
 この実習は昨年度のスポーツ科学部創設に伴う新カリキュラムの実習として始まりました。実習名の通り冒険性の高いキャンプ、縦走登山、ウィンドサーフィン、自転車で琵琶湖一周(通称びわイチ)が組み込まれた内容となっています。冒険の中で自分の強みや弱みを再認識すること、自分の一面に気づき、新たな自分をスタートさせることを目指します。
 実習の合言葉として「START」を掲げ、文字通りスタートしました。

◆第1日 開講式?ASE
 初日はスポーツ科学部2年生17名 が、滋賀県大津市のJR北小松駅に集合、アウトドア施設の比良げんき村(大津市)まで移動し開講式に臨み、野外炊事の仕方などを学びました。 また、ASE(アクション?ソーシャライゼーション?エクスペリエンス)と呼ばれる、自然の中で個人では解決できない課題をグループのメンバーが協力しながら解決していくチームビルディングを実践。夜は宿舎で翌日の登山に向けて行動計画を考えました。

開講式


チームでASEプログラムに取り組む


夜はノスタルジックな雰囲気になります

◆第2日 登山 15?ハイク
 2日目はリトル比良への縦走登山 。キャンプ場を出発し、2日目の宿泊地のビワコマリンスポーツオートキャンプ場(高島市)まで複数の山を越えながら約15kmを歩きました。登山ではただ歩くだけでなく、服装、歩幅、ペース配分、休憩のタイミングなどハイキングテクニックのレクチャーを受けながら進み、山頂に到着。さらに、次の宿泊地を目指しました。

山へ分け入る学生たち


休憩中もルートの確認をします


オウム岩と呼ばれる見どころスポットで撮影


宿泊地に到着後、ゆっくり食事

◆第3日 ウインドサーフィン
 3日目は宿泊地に留まり、目の前の琵琶湖でウインドサーフィンを体験。セーリングの基本である風を利用する方法についてレクチャーを受けました。連日、暑い中での活動となるため、琵琶湖で身体を冷やし、翌日使用する自転車のフィッティング(調整)や、前半の活動を振り返るなど、琵琶湖湖畔での活動が中心となりました。

レクチャーを受ける学生たち


初めはボードの上に立つこともできません


乘れました!


翌日に乘る自転車


みんなでコースを確認します

◆第4日 自転車90?
 4日目は自転車で、約90km先の休暇村近江八幡(近江八幡市)を目指します。熱中症に気をつけながら、はぐれないようにペースを合わせて進み、無事全員、宿泊先の休暇村に到着。翌日に備えて早めにテントを設営し、最終日に備えてしっかり食事を摂りました。

ビワイチ(琵琶湖一周)に出発



無事到着後、翌日に備えてしっかり食事を摂ります



体力回復のため、カロリーを気にせず、がっつりメニューです

◆最終日 自転車110??閉講式
 最終日は早いグループで夜中2時、遅いグループでも朝4時に自転車で出発し、約110km先のゴールの近江高島駅を目指します。全員何とかゴールに到着し、全体振り返り、閉講式を終えて無事終了となりました。
 参加した学生からは「この5日間全部が新しいことだらけで、自分の中ではすべてが挑戦でした。仲間と一緒なので達成できたと思います。それに長時間の活動では計画性や準備が大切で、全体の流れを見据え仲間の体調も考えながら行動することも必要でした。実習を終えて以前よりも自信を持てるようになり、新しいことに挑戦する気持ちがすごく大きくなりました」等の感想があり、初開催となる4泊5日の実習 は無事に終了しました。

いざ出発、まだ暗いです


パンク修理もします